司法書士試験の勉強も直前期に入り、各予備校では模擬試験が数多く実施されています。そして各校とも的中しそうな予想問題を出題しており、腕の見せ所という感じです。
中でも本試験直前の6月に実施される模擬試験が的中しやすい現象が毎年見られます。これには理由があるようです。以下、Wセミナー司法書士講座の実力派講師である山本浩司先生の著書から引用します。
ここだけの話だが、予備校は「今年はこれが出る」という本星の予想問題は、最終の模擬試験(毎年6月)で出題する。
本試験の問題作成の担当者は、予備校の模擬試験の内容をチェックし、類似の問題を排除するのだ。これは、一部の予備校出身者に有利な問題を作りたくないという、当局の判断によるものと考えられる。
しかし、最終の模擬試験の段階では、もうその年の問題文は印刷が終了していると考えられる。だから、本試験の内容をズバリと当てたい予備校サイドでは、本星は最後まで取っておくのだ。なにやら、キツネとタヌキの化かし合いのような本当の話だ。
(山本浩司著、司法書士試験必勝力技3939～40ページより引用)
山本浩司先生も話されているように、各社とも6月の模擬試験に最も力を入れているようです。ここで的中するか否かで予備校の評価も決まってきますから、模試の内容も充実していることでしょう。
したがって時間的な制約等により模擬試験を受ける予定のない方でも、6月の模擬試験だけは受験しておくことをおすすめします。ちなみに2012年6月に実施される模擬試験は、
LEC全国スーパー模擬試験
第1回 6/1～3
第2回 6/8～10
【LEC全国スーパー模擬試験はこちら】
伊藤塾全国公開模試
第2回 6/8～10
【伊藤塾全国公開模試の詳細をみる】
TAC司法書士全国公開模試
第2回 6/2～4
第3回 6/16～18
【TAC司法書士講座で詳しく見る】
辰巳全国総合模試
第1・2回 6月中旬(直前最終コースなど)
【辰巳全国総合模試を見る】
などがあります。ご自分のスケジュールに合わせて、最低でもひとつ受験しておくと良いと思います。
